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- 四方山話:毛細血管が減ると肌のシミ、シワの原因に

2024年12月1日
毛細血管は健康だけでなく見た目の老化にも影響を及ぼす
近年、毛細血管の重要性が取り上げられることが多くなりましたが、毛細血管は健康面だけでなくシミやシワなど見た目の老化にも影響があることをご存じでしたか。毛細血管が1本や2本ダメージを受けてもささいな影響で済むでしょう。でも、全身に張り巡らされている毛細血管全体が劣化すると、酸素と栄養素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収する機能が損なわれ、それが体の不調として表われます。疲れやすくなるとか、免疫機能が低下して風邪を引きやすくなるとか。
同じような不調が顔の皮膚にも、シミやシワやクスミとして表われて老け顔になります。
毛細血管が劣化する、つまり毛細血管が機能しなくなるので、皮膚細胞に十分に栄養素や酸素が届かなくなり、老廃物や二酸化炭素が回収されなくなり、結果的に皮膚細胞はダメージを受け、シミ、シワができる。この現象は容易に想像ができます。
では、なぜ毛細血管が劣化するかというと、先ず「加齢」です。40代から劣化が進み、60代になると20代の60%程度に減少するということです。その他には、自律神経の乱れ(睡眠不足や睡眠の質低下)と高血圧や腎臓病などの生活習慣病が原因となるそうです。
「加齢」は対処のしようがありませんが自律神経の乱れや生活習慣病は、ストレス発散、バランス良い食事や運動や入浴で対策することができます。これらの対策をすることで毛細血管の状態を改善できることがわかっていますので、40代からの美容には化粧品やエステだけでなく、食事や運動や入浴、上手なストレス発散など毎日の生活を整えることが必要なようです。
参考図書:「毛細血管は増やすが勝ち!」根来 秀行、集英社、2016年

