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皮膚の老化と下着

加齢にともなう皮膚の変化について:皮膚炎、肌荒れ、乾燥肌、敏感肌、湿疹、たるみ

個人差はありますが、加齢よる体と皮膚の老化は誰にでも起きる変化です。

下着による皮膚トラブルには、締め付け感・肌の乾燥・肌荒れ・食い込み・痛み・かぶれ・痒み・ヒリヒリ感・擦れなど様々あり、ネット検索すると、それらの関連記事があふれています。原因や対処法などはそちらにお任せするとし、ここでは「加齢にともなう皮膚の変化について」、少し難解ですが医学的な解説文を参照して紹介します。

出典:Gerard J. Tortora 他「人体の構造と機能」、丸善出版 第4版、2012、pp172-173、「5.7 加齢と外皮系」より

加齢による皮膚への明らかな影響は、40代後半になると見えてくる。加齢に関連した変化の多くは真皮に認められる。
真皮の膠原繊維の数が減少し、強度が失われ、バラバラになり、破壊されて形が崩れ、もつれた状態となる。
弾性繊維はいくぶん弾力性を失い、束ねられて厚みを増し、すり切れてしまう。このような変化は、喫煙者の皮膚で顕著に認められる。
膠原繊維と弾性繊維の両方を産生する線維芽細胞の数は減少する。その結果、皮膚には特徴的な亀裂が生じ、しわwrinklesの原因である深い溝ができる。

さらに老化が進むと、ランゲルハンス細胞の数が減少したり、マクロファージが効果的な食作用をしなくなったりするので、皮膚の免疫反応が低下する。
さらに、脂腺の縮小により、皮膚が乾燥しひび割れが生じて、感染しやすくなる。汗の産生も減少し、それによって高齢者の熱射病の発症が増加する。
(後略)

上記は、加齢にともなって皮膚は次のように変化すると書いてあります。

皮膚は薄くなり・弱くなり・弾力性を失い・皺ができ・修復機能が低下し・乾燥し、皮膚や粘膜の異常が増える。

つまり、ヒリヒリ感や痒みが起きやすく、弾力性が低下しているので締め付けられると食い込みが生じやすく、いったん皮膚トラブルにかかると治りにくく、皮脂が減少して肌は乾燥しやすく、乾燥してひび割れが生じ細菌などに感染しやすくなるということです。
乾燥性皮膚炎
右の写真は脚にできた乾燥性皮膚炎です。乾燥肌が進むとこの写真のように悪化する場合があります。写真から、どれほど痒いかが想像つきます。

皮膚のたるみと乾燥肌 もう、気づかないふりをしない

締め付けからの解放
ショーツのウェストゴムやブラジャーの肩紐は弾力の無くなった皮膚に食い込みます。そうすると、動くことで肌との摩擦が大きくなって擦れ、肌への刺激になり湿疹ができたりします。なによりも食い込み症状そのものがとても不快です。
皮膚のたるみ写真
写真は中高年女性の下着写真です。決して太ってはいません。垂れていない二の腕は体型メンテナンスがしっかり行われていることを示しています。しかし、皮膚の弾力性は失われており、さらに皮下脂肪と筋肉もたるんでいるのが写真からも分かります。
このように弾力がなくなり、たるんだ皮膚にとって、締め付ける下着の負担は案外大きいものです。

みやびをは、弾力性が失われた皮膚の締め付けを軽減するために、ストレッチ糸を混ぜないでシルク糸だけで編んだニットの下着を作りました。シルク100%ニットだから肌に張り付かず、優しく伸びて気持ちよくフィットします。

シルクの保湿効果で肌を乾燥から守る
上の写真にもあるように、乾燥肌は酷くなるとヒビ割れや乾燥性皮膚炎になり、痒みが酷くなり、掻き傷から細菌感染などのリスクが大きくなります。
保湿クリームで保護したり、熱い風呂を避けたりすることも大切ですが、化学繊維を直接皮膚に触れないように注意することも大切です。化学繊維は肌と接触すると肌への刺激になり、痒みや蕁麻疹の原因になったりします。また、発熱機能がある化学繊維は肌からの水分を吸って発熱させる仕組みになっているものがあり、そのような場合は皮膚の乾燥状態が悪化する原因になります。

ニットイメージ写真 みやびをがシルク100%に拘っている理由は、シルクの持つ保湿効果が乾燥しやすい肌を守ってくれるからです。
さらにシルクニットは、熱が籠もらずベタベタしない爽やかな肌あたりで、皮膚を締め付けず、気持ちの良い着心地をご提供いたします。

みやびを シルク100%ニットの下着
皮膚のたるみや乾燥肌。誰にでもやってくる皮膚の変化です。
変化した自分の体と皮膚を守るために、下着選びを変えてみませんか。
みやびをのシルク100%ニットの下着は、きっとお役にたてると思います。